小児科一般

診察の時に心がけている事

何も言えない “ちっちゃな患児” でも、一人の人間として対等に対応します! 挨拶からはじめ、我が子(我が身)を診る以上に優しく診察します。もし自分が同じ病気の子どもならば、どの様に治療されたいかと考え、今までの経験、エビデンスにもとづき「最良の治療方針」を決定しています。

重そうでも経過を見守れば良い症状、今は軽微だが、将来問題となりそうな症状を判断、区別し、できるだけ分かりやすく説明し、親の不安を取り除きたいと考えています。問題となる現症状を取り除く治療を行いますが、その原因を説明し、将来、児の利益が最大となる様に生活指導を行います。

軽微な疾病の場合、検査・投薬はできるだけ控え、必要な時だけ、必要な種類・量を考慮して行います。決して“過剰診療に陥らぬよう”心掛けています。
注射は痛く、子どもの採血、点滴のルート確保は難しいです。失敗しちゃったらごめんなさい。

当院が特に力を入れている事

現在特に力を入れているのは次の3つです。

①「乳児健診」

②「予防接種」

③「小児皮膚科」、「アレルギーにさせない育児」

①「乳児健診」

小児特有の疾病の早期発見、治療・・・アトピー性皮膚炎、とびひ、水イボを発症させない。

成長曲線を作成し評価・・・体重が増えない、食が細い、下痢、便秘の時の対応。

意外に多い不慮の事故予防の啓発・・・異物誤えん、やけど、外傷。

「生後2ヶ月からの乾燥肌から始まるアレルギーマーチの阻止」に力を入れており、健康に育てる育児を指導している。

エコー検査による画像診断・・・「奇形・腫瘍」の早期発見。

②「予防接種」

日本小児科学会、VPDの推奨する標準的な接種方法で、定期予防接種の全て・任意接種で必須のワクチンを実施しています。

③通年でアトピー性皮膚炎が起きる。冬に増悪傾向あり。

生後2ヶ月頃

  • 熱めで、長めの入浴、油汚れがないのに毎日のアワアワオフロ
  • 皮膚の乾燥
  • かゆみ
  • 掻きこわし
  • カサカサ
  • 再び毎日の沐浴ヘ

※この悪循環が毎日繰り返され、「アトピー性皮膚炎」が発病する。

生後5ヶ月頃

離乳食の開始で、卵・牛乳・小麦などが炎症の起きている皮膚において、感作されて「食物アレルギー」が続発する。
ハウスダスト・ダニ・スギ・ヒノキなども引き続き感作されて行き、アレルギーマーチが完成していく。

  • 露出されたカサカサ皮膚
    • 【夏季】日焼け・虫刺
    • 【冬季】空気の乾燥
  • 掻きこわし
    • バイキンの付着・増殖
    • 「とびひ」の発症
    • ウイルスの付着・増殖
    • 「水イボ」の発症